Wyman’s of Maine (もう一つの表敬訪問 in Maine)

日本や一般に市場で出回っているブルーベリーは品種改良された樹丈が高いハイブッシュからなる大粒な果実であるのにくらべ、アメリカ メイン州とカナダ東部の限られた土地で育つワイルドブルーベリーは、地面を這うように広がるローブッシュからなり、果実はとても小粒ですがとても美味です。
昨年キャボットコーヴがアメリカ メイン州の新聞社“Portland Press Herald”で紹介され、その中に私達がメイン産のブルーベリーのおいしさをたたえた事と、信州産のブルーベリーは良質でも限られたシーズンしか入荷できないという内容の記事がありました。

全米最大のワイルドブルーベリー卸売業者“Wyman’s of Maine”は、そんな新聞の記事でキャボットコーヴを知っていただき、会社への訪問のお誘いを受けていました。今回のメイン州訪問はスケジュールが過密で、なかなか機会がなかったのですが、滞在の最終日にようやくお互いの都合が合って、ポートランドの本社に伺うことができました。

残念なことに日本に住んだ経験のあるCEOのTonyさんは不在で、事業開発担当のMikeさんに案内いただき、いろいろお話を伺いました。
こちらの会社のブルーベリーは人工的に苗の植え付けができない自生の種であるため、独特な農法で生産される特別なブルーベリーで、メイン州の北部とカナダのプリンスエドワード島に広大な自社農場を経営していらっしゃるそうです。
ブルーベリー以外に各種フルーツも主に冷凍加工した商品で市場に出されている様子で、私達のような小さな店との取引は少し困難と感じました。
それでも、いつかキャボットコーヴでWyman’s of Maine社のおいしいブルーベリーを使ったパンケーキをお出しできるよう努力してみたいと思っております。


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Photo:延籐 学(記事中の写真を除く)
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